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排除の論理 [raison d'être]

小池党がリベラル排除で物議を醸しています。もともとブレインが極右で、昨年の東京都知事選から危ない候補だと思っていましたから、彼らが排除の論理に至るのはとてもよくわかります。左派も右派も排除の論理を振りかざすとろくな事はありません。

物質を純化するのは、高度な科学工業技術で人の為になることが多い。まあ、プルトニウムの精製などはちょっとなんですがね。しかし、人の心や思想信条を純化するのは怖いです。思想信条から始まって民族浄化という恐怖に繋がりやすい。

もともと人の心も思想信条も幅広いものです。このレンジを拡げるのが進歩でしょう。豊かな社会とは多様性がある社会です。残念ながら米国もアメリカンファーストで、どんどんレンジを狭める政策を取りつつあります。思想信条、国民から不純物?を排除して純化する政策とは、つまるところ独裁制でしょう。

小池党に合流した細野モナ、前原某もチャライイケメンでした。いえ、外見で人を判断してはいけません。後者はもともと保守の第二極を作ると述べていたのですから、言行一致でしょう。民進党を解党して純化させたようで確信犯。議席を確保するためだけのエセリベラル議員達の化けの皮が剥がれたのが面白い。

排除の論理とは、皮肉なことに排除する側は自らも排除される側でもあるということに気が付かない愚かさを根底にしているって事でしょうかね。


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周回遅れの読書 「壁」の第二部、第三部 [书]


壁 (新潮文庫)

壁 (新潮文庫)

  • 作者: 安部 公房
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1969/05/20
  • メディア: 文庫



安部公房は「壁」で芥川賞をとったのですが、これが本として出ると、序、第一部、第二部、第三部となって出ました。で、芥川賞受賞はこの第一部の「S・カルマ氏の犯罪」でです。序はわざわざ石川淳が書いています。

第二部は「バベルの塔の狸」で、第三部は「赤い繭」ですが、第三部の「赤い繭」はさらに短篇集としての体裁で、「赤い繭」、「洪水」、「魔法のチョーク」、「事業」からなっている。一番読み応えがあるのは、やっぱり第一部の「S・カルマ氏の犯罪」で、以降、第二部も第三部も段々とSFファンタジー的な軽さとなっています。

第三部は、まるで星新一のショートショート風で、ユーモアとは言えるかもしれませんが、ちょっとなあ、、という感じです。これ全体で「壁」とする意味がよくわかりません。第二部、第三部に流れるのは当時の日本の政治や社会への皮肉でしょうか。第一部は、現代人の心の暗部、混乱、混沌を描いたように読めますが、第二部、第三部は現代人を取り巻くというより現代人自身が産み出した政治や社会の矛盾による滑稽さを描いたように読めます。

蛇足ですが、星新一と言えばショートショートですが、どうも星新一が書きたかったのは自伝的長編小説の方だったようです。ショートショートはあくまでもプロの作家として稼ぐため。安部公房を誰もSF作家とかショートショート作家とは見ないでしょう。

シャーロック・ホームズのコナン・ドイルも、本業は神秘学?のエバンジャリストと自認していたようですが、周りはその作品でしか評価してないわけで面白い。安部公房は色々な作品を残していますが、どう評価するかはチト難しい。それでいいのでしょうけど。


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二重の踏み絵 [raison d'être]

民進党の左派が独立して新党を作るとか。まあ、自然な流れでしょう。民進党が小池党に合流するには、憲法九条改正の踏み絵を踏ませるという手法で左派を切り崩そうとしたのですが、この踏み絵は二重になったようです。

何が何でも次期の議席をだけを守るという民進党議員は踏み絵を踏んで小池党に合流したのですが、この合流派の主義主張は変節漢程度の軽薄さでしかなかった。信任するに足らないわけで。トップの方針が変われば、ははあ、御意と述べる程度の軽さなんでしょう。

よく言えば、このような臨機応変な信念のない議員は信じることは出来ませんね。


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憲法改正選挙なんでしょう [raison d'être]

今回の衆議院選挙は、やはり憲法改正選挙なんでしょう。自民党安倍総理はもとからそのつもりでしょうし、小池党は自民よりも右派ですから、結局は大同団結して憲法改正を実現すると見た方がいいのでしょう。さて、憲法改正とは憲法九条の改正ですから、これで戦争への歯止めが無くなることになるんでしょう。

私はもう還暦過ぎた爺なんで、子供の世代までは戦争がない選択をしたと思っています。しかし、孫の世代がどうなるかは今の若い世代次第でしょう。勿論、次回の選挙でも非戦の選択で候補を選ぶつもりです。残念ながら軍事力は必要ですが、軍事力を行使せずに外交力で対応するのが政治でしょう。

そういう政治家を選びたいものです。私が小さい頃はベトナム戦争の最盛期で、米国の精神がベトナム戦争によって蝕まれていく様を間近にみたものです。憲法九条の改正によって日本も戦争への道が開かれるわけで、戦争は一つの政治的なオプションとして当然の如く扱われるわけです。

そのオプションを行使するのは政治家となりますが、その政治家がなかなか信用できません。政治不信ではなく、それが政治の本質です。政治家に選挙を通じて信任を与えても、その政治家を常に監視するのは国民の義務であり権利ですが、どうも日本の風土はまだそこまで成熟していません。いや、日本だけには限らないかもしれません。

私は非戦に繋がりやすい政治の選択がベストだと思います。


本当の戦争の話をしよう (文春文庫)

本当の戦争の話をしよう (文春文庫)

  • 作者: ティム・オブライエン
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1998/02/01
  • メディア: 文庫




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巨人ファンの作家のこと [歳時記]





短編集が苦手なんですが、今読んでいる短篇集はこれ。矢作俊彦ですが、一々面白い。

「今の出版界なら、締切りを守りさえすれば、どんなものを書いたって、仕事は回ってくるよ。森村誠一が金儲けをできるんだからな」 受けました、単純に受けた。矢作俊彦で唯一残念なところは巨人ファンだってことだろうか。私は阪神ファン。

今年のペナントレースは、阪神は二位で決まり。問題は巨人とDeNAとの三位争いだろう。このままDeNAが三位に逃げ込めばCSに巨人は進出できない。その差は僅少差。金満巨人がCSに進出できないようじゃあダメだろう。いずれにしても日本のプロ野球の凋落は巨人が原因で巨人の人気凋落とともに起きた。とは言っても、それが時代の流れなんでしょう。

ところで、日本のリベラルも凋落のように見える。民進党が解党して希望の党に合流ですが、希望の党はリベラルを踏み絵にする。なるほど、リベラルは島原の乱のキリシタンと同じか。ただね、殉教者というものは永遠に残るシンボルと化す。そこが追い出す側、潰す側の盲点というか愚かさなんだなあ。本当に無力にするには内包して埋没させなければいけなかった。愚かだね、、、、リベラルは生き残った。保守同士の共食い選挙が始まるなあ、、、、


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周回遅れの読書 壁 [书]





若い頃に読んで、いや読もうとして途中で飽きたのか未読に終わったシュールな作品。今読んでも十分にシュールで、前に読んだ時にもダリの絵画を彷彿させたのですが、今回もそうです。時代背景を考えるとこういう小説になったんだろうなあとは思います。随分と共産主義活動を意識しているというか皮肉っていますし、米ソの核兵器開発競争が激しい核実験の時代背景です。

このストーリーは、アニメにするといいんじゃないか?と思いました。実写では特撮でしょうけど変に生々しいでしょうから。ジブリが「千と千尋の神隠し」を作りましたが、あのように作れるんじゃないかと思いますが。芥川賞受賞の評で審査員の誰かが第一部「S・カルマ氏の犯罪」(芥川賞受賞はこの第一部だけだった)を長すぎると評したのですが、私もそう思います。冗長過ぎるのではないかと。

文中にもサルバドール・ダリのことがちょっと出ますが、ダリは絵で現代の不安な世を描いています。この「壁」を読むとどうしてもダリの絵画を連想してしまうのです。「壁」は1951年の作品で、先日取り上げた「箱男」は1973年の作品です。比較する必要はありませんが、後者の方が作品としては優れていると思います。まだ「壁」には気負いがあり饒舌さがあります。

シュールな小説だからというわけではないのですが、この小説はとても読むのに抵抗感が強いのです。自分の頭の想像力を試されるような読み心地なんですね。読者に迎合していない書きぶりで、そこが良いのかもしれません。スラスラと読めるようでは、何処か胡散臭さがあるわけで、今の世の判りやすさだけを追求した迎合の時代、これをおもてなしと言うのかもしれませんが、とは真逆です。












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コスパ読書 [书]

本はアマゾンの中古本をよく買います。新作ノベルは余り買いません。買うと正価で買わざるを得ません。ところが、二三年経つとかなり安い中古本が出ます。数年前以上だと1円で出たりします。1円くらいだと送料分だけ払うような感じ。

中古本の最安値でも送料を足すと正価を超えるようなら、正価で本を買います。これは仕方ないです。一方で、20万部のベストセラーなどと銘打って出ていたヒット本を中古本で買うと、その販売部数を伸ばすわけでは無いので、ちょっと悪いなあと思います。

残念なのはKindleやkoboの電子本です。これは古い本も安くならない。なんだか変な感じもします。電子本も、一定年数経てば安くなる工夫は無いのか?と勝手なことを思っています。電子本の便利なことはベッドでiPadなどで寝ながら読めること。もっとも眠くなると顔にiPadが落ちてきて痛い思いをします。だから退屈な駄作の小説は電子本では読まないことにしています、でないとまさに痛い本となります(笑)。

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 夕暮れ まだ陽射しは強いですが

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キナ臭い世 [raison d'être]

自民党をぶっ潰すと言って総裁になったのが小泉純一郎でしたが、民進党をぶっ潰した党首が前原でしたね。自民党別働隊隊長の前原氏らしい。もともと民主党右派の防衛族の前原氏、極右的な希望の党が、希望の灯に見えてもおかしくないのでしょう。さて日本は何処に向かうのか?

Twitterを見ていると、確実に地獄に行く舟と、地獄に行くリスクの高い舟とどちらを選択するかが、今回の選挙だと書いてありました。通勤の朝に自衛隊の車両とすれ違うことが日常となりました。休日に高速道路を走っても、ほぼ必ず自衛隊の車両を見かける。

家人に聞いても通勤途中で自衛隊車両を見かけるのが珍しくないと述べていた。自衛隊は嫌いではないですが、そういう世になったのか?と。今朝見かけたのは牽引式の155mm榴弾砲だろう。近くに王城寺原演習地が近いせいもあるでしょうが、兎に角、頻繁に見かける。

米国は軍需産業の国で、常に戦争をし、そして新規の戦争をしたがっている。アフガニスタン戦争はまだ続いています。北朝鮮危機で米国の軍需産業は活気を呈している。株価も軍需産業が引き上げる展開。傭兵産業も盛んで、民間人として戦争に参加しているのが実態。市民権を餌に移民間もない英語も拙い若者も参戦する。戦争をすれば大統領の支持率も上がる。

日本もキナ臭い世になったもんだ。

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 熊の楽園 戦争より熊が好き


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周回遅れの読書 ひとり日和 [书]





古い表現で言えば、アンニュイな若い女性の心情なんでしょうかね。実は感情の起伏があっても、それを表現できないだけなのかどうか判らない都会の女性の心情ってところですかね?芥川賞受賞ですが、審査員の評価を見ると山田詠美が『「淡々とし過ぎて、思わず縁側でお茶を飲みながら、そのまま寝てしまいそう……日常に疲れた殿方にお勧め。私には、いささか退屈。」』と評していましたが、正にその通りの感想で、自分はまだ日常に疲れた殿方にはなっていないと心強く思った次第、、、

一方で審査委員の石原慎太郎が絶賛しているのを見ると、氏は意外に少女趣味だったのか?と思ったりして、あるいは、当時、日常に疲れた殿方だったのか?いずれにしても私には向いてない作品だった。そして、これは都会の女性の心情。東京でなければ成り立たないのでしょう。地方に住む人間には、その都会の感性がわかりにくい。

短篇の「出発」には、主人公が新宿の職場を辞めて秋田の実家に帰ろうか?という心理模様が描かれています。秋田に帰ろうか?戻ろうか?それは都会を捨てていく若者の心理を象徴するんでしょうけど、一々、東京の風物の固有名詞が出て来る。都会を見せつければ見せつけるほど田舎心が染み出すとは言い過ぎかね、、、、本当の都会人はそこまで都会に固執しないものよ。なぜなら都会が空気のようで意識してないから。著者は埼玉出身か、、、なるほど。その昔、庄司薫が「赤頭巾ちゃん気をつけて」で、それまでは小説ではタブー視されていた商品名固有名詞を多用した時は斬新だった。

東京を馬鹿にする矢作俊彦がかっこいい。私ももともと浜っ子だから、、、、西区だったけどね。『あの女が歌った町は新宿だ。定置網にひっかかった鰯みたいな百姓女が新宿のドブを出て行くって歌だ。ーー一緒にしなでくれ』(「複雑な彼女と単純な場所」矢作俊彦著)


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この時期に600億円の選挙?大義のない無駄な選挙 [raison d'être]

安倍首相の独断の国難の衆議院解散選挙。森友加計学園飛ばしの選挙に国税が600億円くらい消費されれます。過去の推計額ですから、今はおそらくもっとかかるでしょう。マスメディアはだらしない。ほとんど何の批判もしないわけで、忖度もここまで来れば自主的な言論統制そのものでしょうか。

呆れてしまう。政治家の政治家のための政治家だけのご都合選挙。いやはや、、、呆れた。確かに政治はまつりごとだと思いました。政を「まつりごと」と読むようですが、祭り事でしょう。安倍首相は、選挙で圧勝して、森友加計学園問題を粉砕し、一挙に憲法改正へと持ち込むのでしょう。

嫌いな言葉ですが、これは政治家のための政治の戦術としてはリーズナブルです。選挙民の意思の確認といより、選挙にただ勝つための政治屋の発想としては極めて妥当でしょう。しかし、これが日本国の政治として妥当とは決して言えないでしょう。

国を誤る、政治の私物化と言われかねない類のもの。さて、日本はどうなるのか、何処へ行こうとしているのか?こういう時代が来るとは毫も思いませんでした。マスメディアが自民党忖度放送局として活動している中で、元SMAPの稲垣・草薙・香取の三人がインターネットを活動の場として活躍しそうなのは期待できるかな?

テレビは吉田類の酒場放浪記で決まりでしょう。今は仙台編で馴染みの繁華街が写っているのは楽しい。つまりない忖度政治報道よりも、よほど精神的によろしい。

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 酒田の街角 誰も居ない?





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