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周回遅れの読書 アサッテの人 [书]


アサッテの人

アサッテの人

  • 作者: 諏訪 哲史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/07/21
  • メディア: 単行本



これは退屈でした。なんというか、小説なんだろうか?という気が何度もしました。言葉遊びの中にキラリと光る哲学的洞察が入るのは確からしいけど、で、何を訴えたいのか?と不思議なストリー。群像新人文学賞はわかりますが、これが芥川賞受賞作品とは違和感。

小説ではないでしょう。声を出して読むと良さがわかるような気がしますが、そんなことをすればこちらがアサッテの人になってしまう。別にそんな人にはなりたくない。小説の途中で、エレベーターの密室空間で普段とは異なる行動をとる人物の描写があり、これがアサッテの人なんでしょう。

主人公は甥なのか叔父なのか?わかりませんが、叔父は吃音症でしたが、ある日突然に治る。治ってみるとそれまで憧れていた?喋りの世界が何の統一性もリズムもなく落胆する。なるほど、、、そして意味不明の造語を叔父は取り始める。それを人前でも喋り始めて周りに違和感を与える、、、、で?これが?

誰も居ない密室空間でアサッテの言動をとるのは人畜無害ですが、衆人社会の中でそれをとれば確かにアサッテの人になる。別に精神異常でもなんでもないですが。で、それが何か?と思います。こんな言葉遊びで小説が出来るという画期的なものなのか?不思議な小説?でした。


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煎れたての珈琲 [歳時記]

私は珈琲中毒?なんですが、最近、気が付いたことあります。煎れたての珈琲は美味いのですが、煎れすぎて余った珈琲を勿体無いからと冷蔵庫に入れておいて、翌日、電子レンジで暖めて飲むと美味しくない。そう知り合いに述べると、彼は、そりゃ当たり前だよ、一晩おけば香りが逃げるもの、と。

なるほどそうなのか?と気が付きました。香りを味わっているのか?と再認識。

最近、ことある度に医学系の論文に珈琲と健康に関するものが発表されています。私はあまり信じませんが。で、最近の論文では浅い焙煎だと抗酸化作用があってガンの予防になるとか出ていました。浅い焙煎度でも、一番はシナモンローストがよろしいとありました。シナモンロースト?と思ったのですが、これは焙煎後の豆の色合いが香料のシナモン色だからそう呼ぶんだそうです。

まあ、そんなもんかね?と思いながら信じませんが、煎れたての珈琲を飲みたいと思います。

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 薔薇 ファイアーワークス

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おしんの故郷ではなかった [仙台近郊]

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先日、山形の銀山温泉に行ってみました。泊まったわけでも、温泉に入ったわけでもないですが。私の年代だとNHKの朝のテレビドラマの「おしん」の生まれ故郷というイメージが強いと勝手に思っていたのですが、行ってみると完全に楽しめる観光地となっていました。

貸衣裳屋もあって、それなりの格好で記念写真まで撮れるのです。勿論、外国人観光客も居ました。昔、この近くの徳良湖に子供を連れてキャンプに来て、ついでに銀山温泉の公衆温泉浴場に入った覚えがあるのですが、当時の公衆温泉は無料で、かつなんの飾りっ気もない暗い銭湯のような感じ。ライトアップもそこそこで温泉街も暗い田舎の温泉郷でした。

「おしん」という連ドラは、今の右傾化した世では考えられないドラマでした。おしんの母親は銀山温泉で酌婦をしていた。貧農の生家なので口減らしの為に年季奉公人として、おしんは売られます。奉公の過酷さに堪らず逃げ出し、おしんが山中で死にかけたところを日露戦の脱走兵に助けられ育てられます。やがて、脱走兵は追っ手に銃撃され、おしんの眼の前で絶命。

脱走兵からは、有名な与謝野晶子の「君死にたまふなかれ」も教えられ徹底して反戦について語られます。が、おしんはその後、結婚してもうけた息子を太平洋戦争で亡くし、軍部との商売に財を為した夫は敗戦とともに自ら命を絶ちます。戦争の悲惨さを背景にした朝の連ドラでした。今の時代ならネット右翼から袋叩きのドラマでしょう。

銀山温泉に行って、「おしん」については何にも語られることも無い観光地となっていることを見て時代の変遷を思いました。


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周回遅れの読書 鍵のない夢を見る [书]


鍵のない夢を見る (文春文庫)

鍵のない夢を見る (文春文庫)

  • 作者: 辻村 深月
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/07/10
  • メディア: 文庫



これは女性(主人公も作家も)の小説ですが、まあ、とても暗い短編集です。どれも救われない話しばかりで、夢がないわけで、鍵も夢もないなあと。ただ非常によく女性の心理描写ができていて、男性から読むとなるほどなあと納得せざるを得ないことは確か。私は共感できませんが、そんな心理になる女性の描写が上手い。

それにしても、救いようも夢もない話しばかり。第一話の「仁志野町の泥棒」はホッとするような話しとは言えるかもしれませんけど。直木賞受賞作品らしい作品です。筆力はあり、展開も達者。読み始めると引き込まれる。こういう暗い夢のない話しは嫌だなと思いつつ、読んでしまう。そして読後感は非常に悪い。寝覚めの悪い夢を見たような小説。

筆力はある分、どうもよく出来たサスペンスドラマを見ているような感じで、昔の火曜サスペンス劇場チックで、もういいやと思うのです。それほどサスペンスドラマには興味がないので。適当にアマゾンの中古本で買っていると、こういう小説も読む羽目になる。

追記:直木賞受賞作品ですから、「芹葉大学の夢と殺人」や「君本家の誘拐」は優れた作品です。私の好みに合わないだけですが、前者はモラトリアム世代の挫折を描き、後者は出産育児の母親の追い詰められた窮状を描く凄い作品です。



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幸せの感度? [シニアライフ]

シニアになると思うことがあります。大げさじゃありませんが、幸せって何か?と。まあ、何でも良いのですが、問題はその感受性だろうかと気が付きます。さも無いことに幸せを感じるのはその人の特権でしょう。趣味なり仕事なり喜々としてやっているかたが居ますが、それを真似ても大抵は面白く無い。つまり面白いか面白く無いかは人それぞれ。

さも無いことに幸せを感じるのは才能ですし、本当に幸せだなと思います。欲張りはいつまでも幸せを感じない。これでもかこれでもかと幸せになろうとしても欲張りだから成れない。あるいは、幸せは幸せになろうというプロセスが幸せであって、プロセスから得られた成果ではないとか。奥が深いなあ、、、

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薔薇 [歳時記]

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雨が降ってきた。薔薇の花弁が傷みます。なんともまぁ、美味しそうな花です。砂糖菓子みたい〜〜


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周回遅れの読書 1Q84 [书]


1Q84 BOOK 2

1Q84 BOOK 2

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/05/29
  • メディア: 単行本


いかにも村上春樹ワールドの本でした。長い話しですが、すんなり読めます。もともと私はファンタジーにはあまり興味ないのですが、村上春樹の本はどうもファンタジーなんですね、どれもこれも。ファンタジー嫌いの私も、高校の頃はSFが好きで、レイ・ブラッドベリが好きでした。つまりSFのファンタジーが好きだった。


10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

  • 作者: レイ・ブラッドベリ
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1965/12/24
  • メディア: 文庫



幻想的な本やファンタジーを読みたくなる場合もあるわけで、村上春樹の本に嵌まるのもそういう時でしょうか。リアルさの無いファンタジーに、現実のリアルさが差し迫る時にはかえってホッとすることがある。そこが甘さかもしれないけど、その甘さが心癒すところなんでしょう。


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秘密は明かさない方が良い [raison d'être]

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FacebookやTwitter、InstagramなどのSNS関連ソフトには個人情報が簡単に漏出するものが多いのですが、欧州でそれに対してガッチリ規制をかけるようです。ネットの個人情報は膨大な量になればビッグデータとして大手メディアが集めて解析専門業者に渡し、新たなビジネスチャンスを生み出すという流れが今のトレンドです。これを阻止しようという動きです。

野放図に情報の流れの自由をうたいあげ、その自由が人々に利益をもたらすという楽天主義が終わり始めたということでしょうか。自分の秘密を打ち明けるのは個人の自由です。私はこんな経験をした、こんな画像をとった、こんなに綺麗な風景だ!とネットにあげるのは自由ですが、ちょっと待ってということでしょう。

秘密はあかした時点で秘密ではなくなります。とっておきの情報も他人に喋ればただの情報です。そもそも秘密とは公表しないもの。面白いもので、秘密がなくても誰にも喋らなければ、その中身が無くても秘密になる。実は秘密が無いことが、その人の秘密となる。種明かしはしない方が良い、特にその種が無い場合は、、、、、、




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山形最上 川の駅 [仙台近郊]

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もう初夏の様相ですが、これから梅雨も来る。天気が良いと桃源郷ですとは言い過ぎか?


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読む本が減った [シニアライフ]

タイトルは、正確には同時に読む本が減ったです。若い頃は同時に数冊の本を読むことが出来ました。ところが、今は精々二三冊。時によると一冊しか読めない。つまり頭の切り替えが若いほど自由には出来ないのです。

今、村上春樹の1Q84を読んでいますが、結構長い。書き下ろしで1,500ページ超ですが、ほぼこれだけ読んでいるのですが、なかなか読み切れない。昔なら一冊に飽きると別の本を読み、さらに飽きるとさらに別の本を読んだのですが、それが出来ないので、飽きるとそのままになる。

頭の老化でしょうな、、、、仕方なし。ところで、この1Q84は結構長いのですが、それほど苦にはならない。それはリズム感があるから。それでも同じ小説をずっと読むと飽きるのですが。このリズム感は書き下ろしだからでしょう。週刊誌に連載した小説からおこした長編はこのリズム感がなくて読みにくい。週刊誌の連載のために毎週ごとの盛り上がりを意図することで、物語全体としての流れ、リズム感が損なわれるのでしょう。


1Q84 BOOK 3

1Q84 BOOK 3

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/04/16
  • メディア: ハードカバー



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