それはフランスの戦争だった [最近読んだ本]
英仏百年戦争は有名ですが、実際にはフランス人同士の戦いでした。つまり、英国側とは行っても領主というか王はフランス貴族で、イングランドの支配者階級はフランス人だったわけで、英仏戦争とは言っても、フランス王国の主導権争いであって、たまたま領地がイングランドだったフランス貴族が英国側だったというわけです。
当時の先進国はフランスで、イングランドの支配者階級はフランス貴族で、当然公用語はフランス語。英語は庶民の言葉と言えば聞えがいいのですが、被征服階級の言語でした。フランス語辞典を見ると「なんだ、英語と同じ単語が多いなあ」と思うのですが、正確には英語で複雑な政治経済用語はほとんどすべてフランス語からの転用というわけです。ですから、政治経済用語以外の庶民の言葉は英語で単純な語彙しかない。フランス語は支配者階級の言葉。やっと英語文学文体を確立したのがシェークスピアですが、彼のオリジナル文体もどうみてもフランス語的なものが多いとか。紀貫之が土佐日記で「男もすなる日記といふものを、女もしてみむと、、、」とそれまでは女子供しか使わない平仮名での文学を確立したようなもんでしょうか。被支配者下層階級の言語から文学を綴るまでの英語文体をシェークスピアは確立したわけです。
かのナポレオンはロシア遠征しましたが、当時のロシア宮廷の公用語はフランス語。今の日本人から見ればイギリスは先進国ですが、それは産業革命を経た段階以降であって中世からの先進国はフランスでした。
この英仏100年戦争の後半末期にはフランス、イギリス双方にそれぞれナショナリズムが生れ、国民国家意識も生じて、さらに英語しかしゃべれない英国王が生れてきたと。面白いですね。
当時の先進国はフランスで、イングランドの支配者階級はフランス貴族で、当然公用語はフランス語。英語は庶民の言葉と言えば聞えがいいのですが、被征服階級の言語でした。フランス語辞典を見ると「なんだ、英語と同じ単語が多いなあ」と思うのですが、正確には英語で複雑な政治経済用語はほとんどすべてフランス語からの転用というわけです。ですから、政治経済用語以外の庶民の言葉は英語で単純な語彙しかない。フランス語は支配者階級の言葉。やっと英語文学文体を確立したのがシェークスピアですが、彼のオリジナル文体もどうみてもフランス語的なものが多いとか。紀貫之が土佐日記で「男もすなる日記といふものを、女もしてみむと、、、」とそれまでは女子供しか使わない平仮名での文学を確立したようなもんでしょうか。被支配者下層階級の言語から文学を綴るまでの英語文体をシェークスピアは確立したわけです。
かのナポレオンはロシア遠征しましたが、当時のロシア宮廷の公用語はフランス語。今の日本人から見ればイギリスは先進国ですが、それは産業革命を経た段階以降であって中世からの先進国はフランスでした。
この英仏100年戦争の後半末期にはフランス、イギリス双方にそれぞれナショナリズムが生れ、国民国家意識も生じて、さらに英語しかしゃべれない英国王が生れてきたと。面白いですね。




