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8月15日は敗戦した日 [raison d'être]

戦争について学ぶ方法は、戦争体験者の戦争小説を読み、その映画を見ることだと内田樹氏がツイートしていました。私もご多分に漏れず子供の頃は軍国少年?で、少年サンデーやマガジンのゼロ戦の解説などよく読んでいた。昔の少年雑誌はアイドル特集ではなく、太平洋戦争の兵器特集で硬派?の雑誌だった。

それがこうじて、古今東西の軍記を読み、戦争小説を読んでいるうちにリベラル左派となって、非戦で平和主義者になってしまった。戦争は悲惨で、非人間的で、極限状態で、おぞましいと心底から思うようになりました。

亡父は戦時中に徴兵されて海軍に行き、命からがら生き延びて帰国した(徴兵された同期の三分の二が戦死)。亡父の兄(私の伯父)はインパール作戦に軍医で行き、亡父同様に命からがら帰国し田舎開業医をして天寿を全うした。敗戦後紙くずとなった大量の戦時国債を亡父と伯父が見つけて馬鹿なことしたもんだと述べていた。

その国債は祖父が購入したもの。亡父も伯父も、国の言うことを鵜呑みにしてはいけないと何度も述べていた。亡父は戦後の郵便貯金さえ信用はしていなかった。国の都合でいつ口座が凍結されるかわからないと。

太平洋戦争の戦死者の過半数が餓死と病死だった。これが当時の日本国政府の述べる聖戦の現実。戦争に限らず、歴史とは勝者の歴史であり、敗戦国の日本が戦勝国の歴史を変えることはできない。再び戦争して勝てば歴史を変えることは出来るかも知れないが、妄想でしょう。

勝てば官軍、負ければ賊軍というのが鉄則。8月15日は終戦ではなく敗戦の日。敗戦したことを深く自覚する日。勝算のない戦争を始め、敗戦が明らかでも降伏しようとしなかった国家指導者こそ戦犯。


戦争の悲惨さは、戦勝国側の体験者でも綴ることは同じ。

ペリリュー・沖縄戦記 (講談社学術文庫)

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