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緑茶が健康寿命を延長? [噂のヘルス情報]

 緑茶が要介護の悪化を防いだという研究結果が出ました(Am J Clin Nutr. 2012 Jan 25. Green tea consumption and the risk of incident functional disability in elderly Japanese: the Ohsaki Cohort 2006 Study.)。さて、さて、これをどう考えるのか?疫学的にそう出ても、ただちに緑茶を飲めばいいとはならないでしょう。第一、なぜ緑茶に介護予防効果があるのかの合理的な説明や仮説がないです。

 疫学的には、交絡因子は無いか?どうかをまず疑います。交絡(こうらく)とは、実は陰に隠れた本当の原因というものです。昔、海外でコーヒーが癌を増やすというデータが出たのですが、実はコーヒーを好むひとはタバコも吸う人が多く、タバコが原因だったというのが真相でしたが、この場合の交絡因子はタバコです。

 緑茶を良く飲むというのは、どういうことか?と考えると、お茶を1人で飲む人も居るでしょうが、お茶を良く飲むとは友人や近所の人とよく一緒にお茶を飲むということかもしれません。であれば、社会活動が活発であれば周りの人と良くお茶を飲むことなり、社会活動が介護予防になるのかもしれません。

 お茶を一緒に飲むために、外出も多くなるかも知れませんし、お茶を煎れる動作も運動と言えば運動です。お茶そのものの成分に何か介護予防の未知の物質を求めがちとなりますが、さてどうなんでしょう。研究期間は3年ですから、もっと長期に見る必要がありますし、あと要支援1以上で判定していますが、これは介護保険審査では最低ランクです。

 要支援1、2、要介護1、2、3、4、5と7段階の最低ランクで、介護予防と言えば要支援から要介護にならないことと考えた方がいいわけで、この研究だけでは何も言えないわけで、発表者もその辺のことは良く判っているでしょう。今後長期にどうなるか?のフォローが必要でしょう。



 
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