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怪帝ナポレオン三世 [最近読んだ本]

 ナポレオン三世については、世界史で少し触れただけで何も知りませんでしたが、歴史的な評価も極めて低いとしか思ってませんでしたが、ちょっと違うようです。かつ、今の政治模様にも相通じるような世相のフランスが興味あります。

 マルクスはナポレオン三世を酷評しますが、実はフランスの福祉制度の創設はこのナポレオン三世が始めたもの。皇帝になることは最後の最後まで躊躇していたようです。マルクスはこの当時のフランスの政治模様をつぶさに観察して勉強したんでしょう。マルクスはルンペンプロリアートは軽蔑していたようで、やはりエリート主義だったようです。

 皇帝でありながら人民主権という矛盾(制限選挙をナポレオン三世が普通選挙にもどした)。かつナポレオン三世がパリの大改造を行い、さらに資本主義を加速させた事実があります。フランス大革命とその後の反動政治、政治的なカオスを曲りなりに安定させ、近代資本主義国家にしたのは実はナポレオン三世と言えそうですが、歴史的にはバカ扱いされています。まさに怪帝、、、、今の日本の政治模様にも通じる民衆人民の動き、いわゆるインテリに代表される理念先行議論好きで何も決まらない状況等、極めて興味が湧きます(フランス人民の多くは文盲であり、口コミの噂でしか政治状況を判断できなかったのですが、今の日本はテレビバラエティで政治状況を判断している、、、当時のフランスとあまり変わらないのでは?)。




怪帝ナポレオン三世 第二帝政全史 (講談社学術文庫)

怪帝ナポレオン三世 第二帝政全史 (講談社学術文庫)

  • 作者: 鹿島 茂
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/10/13
  • メディア: 文庫



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シミズ

読んでみます!
by シミズ (2012-01-25 15:46) 

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